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革の宝石:クロコダイル編

クロコダイルは、革の宝石と言われるほど希少価値があり、輝きが美しい素材です。主に、ハンドバック、財布、ベルト、靴、時計のバンドなどに使われることの多い素材です。ワニ革のにもいろいろな種類があるりそれぞれの特徴を生かして、製品が作られています。今回は、ワニ革の種類と見分け方をご紹介いたします。

肚ワニ:ワニの背の部分を割き、腹(肚)部をいかしたタイプの革です。

背ワニ:ワニの肚の部分を割き、背部を生かしたタイプの革です。

イリエワニ:スモールクロコ

学名:Crocodylus porosus

ワニ革の代表格です。腹部の四角形をした(ふ)鱗がきれいに揃ったスモールスケールタイプは、中でも最高級品です。首から肛門にかけて、鱗の数が約31~35列あります。横腹の部分は丸い鱗をしています。

高級なハンドバック、ベルト、財布類に使用されています。エルメスのクロコダイルは、すべて、肚ワニのイリエワニが使われています。

 

ニューギニアワニ:ラージクロコ

学名:Crocodylus novaeguineae

 

イリエワニに次ぐ価値があるとされています。腹部の鱗は、正方形に近く、鱗の大きさはスモールタイプより大で、数は、約24~32列あります。

ハンドバック、ベルト、財布類、時計バンドなどに使われています。

生息地は、パプアニューギニア、インドネシアなどの淡水の沼や川です。

ナイルワニ:ナイルクロコ

学名:Crocodylus  niloticus

スモール、ラージクロコ同様、高級品用素材として注目されています。腹部の鱗は細かく長方形を成し、腹部の部分には、硬い骨が一列あり、鱗が角ばっているのが特徴です。

主にハンドバック、財布小物類、時計バンドに使われています。

アフリカ諸国の淡水の沼や川に生息していますが、現在は、ほとんどが養殖です。

ミシシッピーワニ:アリゲーター

学名:Alligator mississippiensis

クロコダイルに比べ、全体に胴が長く、腹部の鱗は長方形をしています。

ハンドバック、時計ベルト、財布小物に利用されています。また、背の部分を生かし革は、ブーツ用としても使われます。

生息地は、アメリカ合衆国南部のルイジアナ州、フロリダ州などの沼や川が中心です。養殖事業もルイジアナ州を中心に行われています。

メガネカイマン

学名:Caiman crocodilus

革全体に骨質部が多く硬い為、使われるのは、主にわき腹の部分です。最近は、丸みをもった鱗の表情を生かし、ベルト、時計バンドに使われています。

パナマメガネカイマン

学名:Caiman crocodilus fuscus

メガネカイマンに比べて、骨質部が柔らかいところから、製品として、使いやすい。主にハンドバック、財布類小物などを作る。

シャムワニ:シャムワニ

学名:Crocodylus siamensis

ポピュラーなワニの革のひとつです、腹部の鱗は、細かい長方形をしています。また横腹には、一列の硬い骨があり、鱗は、丸い形状をしています。主のハンドバック、ベルト用に使われています。

ワニ革は、それぞれの素材の特長を生かして、製品が作られています。

ワニ革は、ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動物の種の国際取引に関する条約)により守られています。

 

投稿者:rie

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